埒孝美作「純銀製 金剛鈴」 公式 二寸半 国宝密教法具写し

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国宝・金銅密教法具(弘法大師空海所持・東寺蔵)写し埒孝美作純銀(SV925)製 24金鍍金高さ:二寸半(約76mm)清祓および開運祈願のうえお届けします
今を去ること一千二百年前の806年(大同元年)、弘法大師空海は留学先の唐から数多くの宝物を持ち帰りました。その中で生涯もっとも愛用したのが、本作品のモデルである国宝・金銅密教法具(金剛鈴と五鈷杵のセット)です。強力な法力で知られた空海は、この法具を使って数々の奇跡を起こしたと言われています。 

834年(承和元年)12月、空海は毎年正月に宮中において鎮護国家の祈祷を行いたいと上奏しました。寿命がつきようとしていた彼にとって生涯最後の大事業です。朝廷はさっそく勅許を出し、835年(承和2年)1月8日から14日まで初の後七日御修法が行われました。空海は国宝・金銅密教法具を手に最後の気力をふりしぼって国家安泰を祈り、3ヵ月後、多くの弟子に見守られながら入定しました。 

後七日御修法はその後も連綿と続いています。本年も1月8日から14日まで京都・東寺において真言宗全体から選ばれた高僧によって執り行われました。そのとき導師が手にする法具こそ、空海に数々の奇跡を起こさせたあの国宝・金銅密教法具です。12世紀の時を超えて厳重に受け継がれているのです。 

本作品は原型師として名高い埒孝美師が、国宝・金銅密教法具を優美に再現したものです。材質は純銀(SV925)。これは蘇婆呼童子経に「富貴を求めば、純ら銀で作れ」と、銀製密教法具が富をもたらすと明記されているからです。その美しい音色は諸尊を驚覚し歓喜せしめ、眠れる仏心を呼び覚ますといわれています。

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